小動物の代表といえば、ウサギ・ハムスター・フェレットなどがいますが、小動物を診察できる動物病院の多くは主に犬や猫を診療している動物病院が行っている場合が多いです。
ウサギに多い病気は「歯の病気」です。ウサギの前歯の上下は伸び続けるので、上下をすり合わせたり、かじり木を噛んですり減らして適度な長さを保っています。伸び過ぎてしまうと餌が食べにくくなり体調不慮を起こしやすくなります。ハムスターに多いのは皮膚病で、フェレットも皮膚病が多く暑さや下痢などによって脱水症状になり、皮膚に張りがなくなってしまうケースが多いです。ウサギやフェレットなども、人や犬・猫と同じように痛みやストレスを感じ病気になったり、怪我をした時は治療が必要です。小動物はストレスに弱いので日々の健康管理がとても大切になってきます。近年では獣医療の進歩に伴い、犬や猫の場合は高度医療が受けられるようになってきていますが、小動物に関してはまだまだその技術には及びません。日常生活のコミュニケーションの中から些細な変化にも気付かなければなりません。そして適切な対応をするためにも日頃から、飼い主の責任としてペットの食事管理や飼育方法などの知識を十分に学習しておくとよいでしょう。